fb_表示用_詳細 2018-11-08 【日本初のSIB@神戸】 健康福祉医療委員会の行政視察で神戸を訪問してます。 ポートアイランドの医療産業都市では、震災以降の20年間に急速な発展を遂げて、理化学研究所を中心に350社を超える研究機関が集積しました。小保方さん問題では痛手を受けたようですが、今は理事長である本庶先生がノーベル賞を受賞されてお祝いムードです。 今回の行程で一番の関心事は神戸市で実施されたSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)の取組です。 神戸では、糖尿病の予防の為に三井住友銀行の投資でDPPヘルスパートナーズに糖尿病予備軍の方に保健指導をする委託契約を行いました。 従来の行政スキームだと、公募を行い事業者に委託します。しかし、SIBですと成果報酬にて委託料を支出しますので、事業成果のリスクは民間企業が担います。 神戸市の取組は我が国初の本格的SIBなので規模も被験者100名程度の小規模なものでしたが、今後のSIB実施の課題等を検証するには十分な成果があったと思われます。 また、行政の事務事業は成果報酬という考えとは無縁です。しかし、限られた財源の中で行政事業こそ費用対効果を厳しくチェックされるべきです。役所の意識改革の意味でもSIBには注目しています。 そして、横浜市に於いても諸事業でSIBを検討しています。 戻る
健康福祉医療委員会の行政視察で神戸を訪問してます。
ポートアイランドの医療産業都市では、震災以降の20年間に急速な発展を遂げて、理化学研究所を中心に350社を超える研究機関が集積しました。小保方さん問題では痛手を受けたようですが、今は理事長である本庶先生がノーベル賞を受賞されてお祝いムードです。
今回の行程で一番の関心事は神戸市で実施されたSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)の取組です。
神戸では、糖尿病の予防の為に三井住友銀行の投資でDPPヘルスパートナーズに糖尿病予備軍の方に保健指導をする委託契約を行いました。
従来の行政スキームだと、公募を行い事業者に委託します。しかし、SIBですと成果報酬にて委託料を支出しますので、事業成果のリスクは民間企業が担います。
神戸市の取組は我が国初の本格的SIBなので規模も被験者100名程度の小規模なものでしたが、今後のSIB実施の課題等を検証するには十分な成果があったと思われます。
また、行政の事務事業は成果報酬という考えとは無縁です。しかし、限られた財源の中で行政事業こそ費用対効果を厳しくチェックされるべきです。役所の意識改革の意味でもSIBには注目しています。
そして、横浜市に於いても諸事業でSIBを検討しています。