fb_表示用_詳細 2018-11-23 【使われないバリアフリー】 横浜市内のとある保育園の写真です。建物の1.2階を借りて保育園に転用した物件です。保育園が開園以来一度も使われないEVがあります。 横浜市ではバリアフリー法の理念のもとで「福祉のまちづくり条例」を制定して福祉施設のバリアフリー整備を厳格に定めています。障害の有る無しに関わらず、移動が制限されない事は極めて重要です。障害者施設・高齢者施設などは率先して建物のバリアフリーに努めるべきです。 しかし、 当保育園の様に、横浜市の行政指導でEV、多目的トイレを整備しても一度も使用されない設備は沢山あります。(倉庫化した多目的トイレをよく見ます) 横浜市の見解では、「将来施設を転用する場合に改めてバリアフリー工事を行う事は大変なので、新設時にバリアフリーを義務付けています」と言います。 しかしながら、今回の物件の様に既存建物には既にEVが設置されており、2Fの出入口も完備されている施設を賃借して保育園を整備した場合まで1.2階専用のEV工事を強制させる事に意義が見出せません。 この課題について、以前、特別委員会で質問をした時に「条例には除外規定があるので、ケースによっては個別対応します」との回答でした。 残念ながら、役所は特例対応が苦手な様です。何度も同じ事が繰り返されます。今回のEV設置費用は事業者の負担で作ってます。施設によっては、税金が投入されている施設も多々あります。もう一度、よく考えて計画を立ててもらわないとダメですね。 「福祉のまちづくり条例」の理念は素晴らしい。しかし、決められた事を守る為だけの思考回路では福祉事業は形骸化します。こんな事では、心のバリアフリーはいつまでも実現出来ません! 戻る
横浜市内のとある保育園の写真です。建物の1.2階を借りて保育園に転用した物件です。保育園が開園以来一度も使われないEVがあります。
横浜市ではバリアフリー法の理念のもとで「福祉のまちづくり条例」を制定して福祉施設のバリアフリー整備を厳格に定めています。障害の有る無しに関わらず、移動が制限されない事は極めて重要です。障害者施設・高齢者施設などは率先して建物のバリアフリーに努めるべきです。
しかし、
当保育園の様に、横浜市の行政指導でEV、多目的トイレを整備しても一度も使用されない設備は沢山あります。(倉庫化した多目的トイレをよく見ます)
横浜市の見解では、「将来施設を転用する場合に改めてバリアフリー工事を行う事は大変なので、新設時にバリアフリーを義務付けています」と言います。
しかしながら、今回の物件の様に既存建物には既にEVが設置されており、2Fの出入口も完備されている施設を賃借して保育園を整備した場合まで1.2階専用のEV工事を強制させる事に意義が見出せません。
この課題について、以前、特別委員会で質問をした時に「条例には除外規定があるので、ケースによっては個別対応します」との回答でした。
残念ながら、役所は特例対応が苦手な様です。何度も同じ事が繰り返されます。今回のEV設置費用は事業者の負担で作ってます。施設によっては、税金が投入されている施設も多々あります。もう一度、よく考えて計画を立ててもらわないとダメですね。
「福祉のまちづくり条例」の理念は素晴らしい。しかし、決められた事を守る為だけの思考回路では福祉事業は形骸化します。こんな事では、心のバリアフリーはいつまでも実現出来ません!